以前の記事では、定期テストの大まかなスケジュールの組み立て方についてまとめました。
テスト勉強は
- なるべく前倒しして進める。
- すきま時間を活用する。
などの方法で、効率的に余裕をもって進めることが大事ですが、テストの前日ともなれば、仮に勉強が早めに終わっていても緊張や不安に襲われて、気持ちが落ち着かないこともあるでしょう。
かくいう筆者も「もしかしたらこの前暗記した英単語が思い出せないのでは?」という、不安に駆られて、テスト前日なのに何度も確認しては思い出す…しかし、少し時間が経てばまた不安になって本を開く…という経験を何度も繰り返していました。
勉強の進み具合もそうですが、テストに対する不安やストレスとの付き合い方についても知っておくことが大事だと感じています。
今回は、テストの前日の過ごし方についてまとめました。
定期テスト前日は余裕を持って過ごすのが基本
定期テストの前日ともなれば、勉強が間に合ってなくて、一夜漬け・徹夜は避けられない、あるいは「もうどうにでもなれ」と諦めモードになっている人も多いことでしょう。
しかし、夜更かしや諦めモードになるようなてすと前日の過ごし方はオススメできません。
寝不足のままテストに挑んでも、仮に記憶はばっちりでも集中力が続かず点数に結びつきにくくなるリスクがあり、なるべくベストコンディションで挑むのが重要です。
次の日に部活の大事な試合があるのに、夜遅くまで練習して試合本番まで疲れが残っては思うような結果が出ないのと同じで、テスト前日はベストコンディションで挑めるように体調を整えることも重要です。
そのためにはテスト前日はある程度勉強が落ち着いており、余裕がある状態になるようなテスト勉強の計画を立てるのが基本です。
これに関しては以前の記事で詳しく書いているので、そちらをご覧になってください。
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テスト前日をリラックスして過ごすコツ
今までやってきた勉強を「軽く」おさらいする
テスト前日とは言え、何も勉強しないまま過ごせる人はそうそういないはず。
今までしっかり勉強していたのに、急にテスト前日だけ全く勉強をしなければ、その不自然さで余計に緊張感が増してしまいます。
ですので、テスト前日の勉強はこれまで勉強してきた内容を「軽く」おさらいすることで取り入れてみましょう。
あくまでも、自分の不安な所や苦手な分野の知識を軽くおさらいし、明日へのテストに備えるのが効果的です。
完全に理解している問題は前日に勉強しない
なお、勉強効率をさらに重視するのなら、おさらいするときに「完全に理解している問題は省略して次に進める」勉強方法も効果的です。
例えば、何度も解いたことで解き方を完全に理解している数学の基礎的な問題は、わざわざテスト前日に不安だからといって解いて過ごそうが、解かずに過ごそうがテストに出たらしっかり答えられるので、勉強する意味はありません。
逆に、記憶があやふやにな問題やなんどもミスを繰り返していた問題こそ、最後のおさらいでしっかりチェックしておけば、テストで出たときに間違えずに回答して点数アップにつながりやすいの勉強する意味があります。
ちゃんとわかっている問題は優先順位を下に、理解が微妙な問題は優先順位を上にして効率よく勉強するようにしましょう。
明日のテストに必要な持ち物をチェックをしておく
テスト前日にできることは勉強の他にも、テストで必要な持ち物をチェックして準備しておくことが大事です。
…と書くと「何をそんな基本的なことを…」と、ツッコミが入りそうですが
- 筆箱に削った鉛筆、シャープペンシル、替芯はあるか。
- 消しゴムはちゃんと複数個入れているか。
- (数学などで)定規は必要がテストのために定規を用意していいるか。
- テスト直前で見直すプリントやノートをカバンに入れているか。
などの、持ち物チェックをしておき、テスト当日に忘れ物をしないためにも思いのほかに大事なことなのです。
また、明日の用意をせずにそのまま過ごすのは、精神的に落ち着かないものなので、事前に持ち物チェックをしっかり済ませておき、当日はカバンをしっか持って学校に行きさえすれば良いという状況を前日のうちに作って置くことは重要です。
まさに「備えあれば憂いなし」です。
お風呂に入ってリラックスする
筆者の場合ですが、テスト前日の緊張から筋肉も緊張してしまい、軽い頭痛やめまい、腰痛に見舞われることがよくありました。
そんなときは、少しぬるめのお風呂に入って筋肉もメンタルもリラックスして、意図的に何も考えない時間を作るように努めていました。
お風呂の中でも勉強できなくはないですが、前日ぐらいは勉強せず、ただお風呂でぼーっとして気持ちをお落ち着けることもまた大事です。
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夜更かしせず早く寝る
上でも書きましたが、テスト前だからと言って夜更かししては、翌日のテストに響きます。
ある程度おさらいが済んでいるのなら、夜更かしせず早めに寝て、テストのために頭と体を休めることが大事です。
なお、筆者の場合は最低でもテスト前日は12時には布団に入るようにしていました。
睡眠時間の長さは人それぞれあるので、どの長さが正解かは決めにくいものですが、布団に入る時間が普段よりも早めにするのがいいでしょう。
テストのことで不安になりすぎない
テスト前日だからこそ、
- もしも当日アホみたいなミスをしたらどうしよう。
- ひょっとして想像以上に難しい問題が出題されるのでは?
- 自分にはもっと勉強が必要なのでは?
と不安に襲われてしまうこともあるでしょうが、大事なのは「不安になりすぎない」事です。
テスト前日に不安に襲われたからといって必死に勉強に打ち込んでも、残されている時間は少なく無理に詰め込んで乗り切るのは現実的ではありません。
また、詰め込んでいるうちに「ひょっとしたらあのページから出題されるのでは?」と更なる不安を引き起こして、また勉強にのめり込んでしまうという悪循環が生まれやすいので、そこはグッとこらえて、勉強の手を止めてお風呂に入ったり、明日の準備をして潔く寝ることも大事です。
自分なりのテスト前日の過ごし方を考える
ここに書いた方法は、あくまでも筆者の経験によるテスト前日の過ごし方です。
人によっては、リラックスの仕方はゲームであったり友達とのおしゃべりであったり、スポーツであったりと色々あるので、自分に合った過ごし方を見つけることが大事です。
テスト前は、多かれ少なかれみんな緊張しているものなので、一人で抱え込まずに友達や先輩・後輩・先生に相談してみるのもいいでしょう。
たとえテストの点数に関係ない話をするだけでも、過度な不安から開放されて、落ち着いた気持ちでテストを受けられることで、想像していたよりもいい点数を取れるかもしれません。