「参考書を買って満足して終わる…」を防ぐコツ

参考書

 

受験や資格勉強のために参考書を買ったものの、いざ買ったら買ったで既にひと仕事終えた感に襲われて、参考書に触れることすらなくなる…という経験をしてる人は多いものです。

いわゆる「参考書を買って満足しただけ」というやつです。

 

これのなにが厄介かというと

  1. 買って満足してやる気が失せる。
  2. まったく参考書を使っていないことで焦る。
  3. でも勉強をやるのは面倒くさい。(だから今まで放置していた)
  4. 衝動的に別の参考書を買って頭が良くなった気分に浸る。(2に戻る…)

という悪循環を招くこと。時間とお金を無駄に消費するばかりで、知識や学力は全く身についていないのが非常に手痛い。

当然ですが、参考書を買うだけで学力が上がれば苦労はありません。あくまでも1ページでもいいから参考書を使って勉強することが最重要課題です。

 

今回は「参考書を買って満足して終わる」問題を解決するための知恵をまとめました。

 

参考書を買って満足‥で終わらないための対策

値段が高めの参考書を自腹で買う

参考書によっては

  • ブックオフやアマゾンで中古品で手に入れる。
  • 先輩や親戚からタダで譲ってもらう。
  • 学校の図書館に置いてある参考書(赤本など)をタダでゲットする。

などの方法でお手軽に入手できます。

 

しかし、このお手軽さこそが「満足しただけで終わる」を招く根源です。

手軽さゆえに「どうせ参考書を使わなくても無駄遣いした気にならない」という心理が働くために、勉強に対するモチベーションがあがりにくいのです。

加えて、タダで手にれた場合だと「自分でお金を出したわけじゃないから…」と、参考書を使わない言い訳をして、簡単に自己正当化して甘やかしがちです。

 

だからこそ、あえて高価な参考書を自腹で買って「買ったのに使わないままだともったいないから、何としてでも使い切る!」という意気込みになるように心がけてみましょう。

もちろん、高ければどんな参考書でもOKというわけではありません。自分の今の勉強の進み具合に合ったものをしっかり選んでから購入を決めましょう。

 

書店で試し読みをしてから購入する

書店で買うときに、つい表紙や帯の華やかさや親しみやすさに引っ張られて、ロクに中身も読まずに衝動買いをした結果、満足しただけで終わってしまうことが多いものです。(もちろん、参考書に限った話ではありませんが…)

衝動買いは短時間のうちにたくさん買って物欲を満たしたり、不安やストレスを解消することが主な目的となっており、勉強のことをしっかり考えて買うわけではありません。

 

そんな悪いことづくめの衝動買いを防ぐためにも、アマゾンなどのネット上で買うのではなく、試し読みができる書店にて参考書を選ぶのがオススメです。

ネットでは実際にどんな内容や構成、解説になっているのかがわかりにくい分、買うだけで満足(で、実物を見てがっかり)ということが置きやすくなります。

また、試し読みをするときに、流し読みでもいいので全部のページに目を通して、参考書の全体像を把握してから購入するかどうかを決めてみるようにしましょう。

 

満足だけするのは、読み込みが不足しており、都合のいい期待ばかりを膨らませていることが一因とも言えます。

その期待をいい意味で打ち砕いて、最後までやれそうなものを選ぶ意味でも、書店で中身を確認してから購入するようにしましょう。

 

1周解き終わるまでの期限を決めてから取り掛かる

無事に参考書を買ったといっとも、実際に取り掛かるまでに時間が立ちすぎて、放置してしまうことが多いものです。これも「買って満足するだけ」に多いケースのひとつです。

これを防ぐためにも、買った参考書を1周やり終えるまでの期限を決めてから勉強に取り組むことが効果的です。

「参考書をいつまでに終えなければいけない」というルールがないから、いつまでたっても着手できない。だったら、自分で期限を決めて、それを守るようにすればいいのです。

 

もちろん、自分一人では期限は決めれても実行に移せない心配もあろうかと思います。

そういう時は、

  • 友達を勉強に誘って、自分を甘やかさないように監視してもらう。
  • もしも着手できなければ参考書を売却or処分する。

などのルールを付け加えて、自分にプレッシャーを与えてみることも検討してみましょう。

 

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全部やるまでは参考書コーナーに近づかない

一度参考書をやり始めたら、全部やるまでは書店の参考書コーナーに近寄らないことも、シンプルなようでかなり効果的です

解き始めている最中に参考書コーナーに近寄ると

  • 「あっちの参考書の方が合っていたのではないか?」
  • 「新しく出た参考書の方が良さそうに効果がありそうに見える」

と言った気の迷いが出てしまい、勉強スタイルが乱れてしまう原因です。そして、この気の緩みこそ「衝動買い→満足してやらない」を招く諸悪の根源です。

 

だからこそ、最後までやり通すまでは参考書コーナーに近づかないことはもちろんのこと、アマゾンやレビューサイトの閲覧も避けて、気の迷いが起きないように心がけましょう。

 

人前で勉強する習慣を身に付け、いやでも参考書を使うようにする

途中で挫折してしまう心配がある場合は、ファミレスや自習スペースなどの他の人の目が入る場所で勉強する習慣を身につけて、いやでも今の参考書を最後までやり遂げるようにするのも方法のひとつです。

人前で勉強をするのは自分を甘やかすのを防ぐだけでなく、短時間でもいいから集中して勉強するのにも役立ちます。

加えて、人前で参考書を使うという経験が、承認欲求や自己顕示欲をほどよく満たしてくれるので、勉強をするのがちょっとした楽しみになるかもしれません。

もちろん、どんな参考書をやっているのか他人から見られるのが心配な人は、ブックカバーをかけておくのがいいでしょう。

 

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参考書を買うではなく「借りる」のも方法のひとつ

参考書は買うばかりではなく「借りる」のもアリです。

図書館で本を借りれば、大抵は「貸出期間中に読み込まなければ…」というプレッシャーがかかるので、しっかり最後まで読みやすくなります。

それと同じで、参考書も友達や先生から期限付きで借りて、貸出期間中に最後までやるように意識してみるのでもいいでしょう。

また、誰かから借りているという状況を見て、多くの人は「借りるだけ借りて全くやってない…ってことはないよね」と感じるので、その視線を背中に受けながらやればモチベーション維持につながります。

周囲からの視線をうまく利用して、自分の勉強に取り入れてみるようにしましょう。

 

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勉強の知恵袋 編集部

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