受験うつ病が「甘え」だと思われえてしまう理由について

受験

受験勉強を続けるうちに、意欲がなくなって無気力状態になったり、不安や不満、感情の不安定、食欲不振あるいは食べ過ぎなどの症状が出ることを受験うつ病と呼びます。

一般的なうつ病と比較すると受験うつ病はまだまだ認知度が浅く、苦しさを訴えても「それはあなたが甘えているからじゃないの?」と言われてしまうことも少なくありません

「うつ病=甘え」と考えている人が依然として多いことも影響して、受験と言う自分の人生にとって大事な出来事につまずく人に対する寄り添う姿勢やアプローチの足りなさは、子供が受験を控えている状況にいる人や受験に関わる人であれば改善すべき課題の1つだと思います。

今回は、受験うつ病が甘えだと思われる理由や背景についてまとめました。

 

受験うつが「甘え」だと思われる理由

受験うつ病は主に子供が対象のうつ病だから

「受験」うつ病と言う名前からも分かるように、一般的に受験鬱病は小学生から高校生までの未成年が未成年に使われる言葉です。

言い換えれば、「子供が受験するのが嫌だから、面倒だからとだだをこねているだけだ」とありがちな誤解されやすいことが、「受験うつは甘え」と思われる原因の1つです。

自分が厳しい受験勉強を乗り越えてきたという自負がある人からすれば、受験勉強につまづいている人を見ると、「そんなことでだだをこねているようではまだまだ甘い」という気持ちになるのも無理はないと思います。

しかし、そのような威圧するような態度を取ってしまうと、かえって受験勉強に対する苦手意識を強めてしまい、受験うつを誘発する原因になってしまいます。

 

実際に甘えだと思われる行動を取ってしまうから

受験うつ病は、一般的なうつ病同様に無気力になったり、体力や集中力が持続しにくくなることで勉強が続かずバテてしまうことがあります。

しかし、この様子を見ても多くの大人から見れば、

  • 「受験勉強が嫌で逃げている家ではないのかだけではないのか」
  • 「そうやって疲れてるふりをすれば、受験勉強やらなくても済むのだと考えているのではないか」

と子供がダダをこねて甘えているだけだと思われるような行動とってしまいます。

もちろん、これらの行動は受験うつ病から来るものであり、全てが怠けや甘えから来るものだと決めつけられるものではありません。

 

本人が受験に疲れていることを隠そうとしたがる

受験うつ病だからと言って、いつも勉強ができずにへたりこんでいると言うわけではありません。

本人がなんとなく精神的に疲れていることを自覚しつつも、今まで応援してきてくれた親の事や塾の先生のことを考えているからこそ、人前では元気に振る舞って疲れていることをバレないように隠し続けることがあります。

しかし、隠し続けても勝手に疲れがなくなると言うわけではなく、積み重なった疲れのせいで不眠や食欲不振などの体調面に症状が出たり、成績の停滞or悪化と言う形で受験うつ病が隠しきれなくなることがあります。

もちろん受験に疲れている事は隠し続けているので、周囲から見れば「勉強している割には成績が振るわず、本当は受験から逃げているだけではないのか」という誤解を生みやすいのです。

 

とくに親や先生の期待に必死に応えようとする子供ほど、受験で疲れていてもそのことを頑なに隠し続けて、表面的には期待に答えられる良い子でいようと振舞うことがあります。

「期待に応えていれば褒めてもらえる、評価してもらえる」と考えている一方で「期待に答えられなくなったら見捨てられてしまう」という恐怖により突き動かされているので、普段からストレスを抱やすく、精神的に追い込まれやすいのです。

 

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受験勉強以外の事は元気にやれるケースが多い

受験うつ病は、受験に関わること(日々の勉強、模擬試験、塾や予備校の授業)だけで、無気力になることがある一方で、勉強以外の事は元気にやれると言うケースがあります。

受験うつ病の症状として、無気力や体力・集中力の低下があると触れましたが、その症状が勉強以外の普段の生活でも出るケースもあれば、受験勉強の場面だけに限ってでるケースもあるのです。

とくに受験勉強の時だけに症状が出るとなると、周囲の人からからの受験うつ病になっていると見られることが難しくなり、ただ甘えているだけだと見られてしまいがちです。

これは、新型うつ病にも共通しており、自分が嫌な事に対しては鬱状態になるものの、いやでないことに対しては普段通りに取り組めると言う2つの状況があるために、うつ病に関する詳しい知識がない人だと、「怠けているだけだ」「甘えている」と写ってしまうのです。

 

受験できるの経済事情があるのに「うつ」になるので嫉妬の対象になりやすい

今や高校進学率は9割超、大学進学率は全高校生のうちおよそ5割程度ではあるものの、「受験できる事=それだけ家庭の経済事情が豊かである」という目で見られる事は少なくないと思います。

とくに、高額な学費が必要な私立校を志望しているのに受験うつになってしまったとしたら「あの人は私立に行けるだけ裕福なのに、精神的に追い込まれたようでいいご身分だ」という人には言えない嫉妬心を抱いてしまう人もいることでしょう。

もちろん、私立校を志望する人に限らず受験するだけの経済的な余裕があるのに受験でうつになることは、家庭の事情や経済的な問題で受験を断念せざるを得なかった人からすれば「私よりもよっぽど裕福なのに楽しやがって…」という嫉妬を招きやすく。

また、受験うつは高校生だけでなく小学生でも起きるものです。裕福なご家庭に生まれ、わざわざ地元の中学を蹴ってよその中学を受験するという光景を見るだけで、嫉妬に駆られてしまう人も少なくないと感じています。

 

 

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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