独学の習慣を身につけておく6つのメリット

独学

独学とは自分が学びたいことを自分のペースで学んで、学力や知識を身に付けていくことです。

一般的に勉強と言えば、先生や講師の人から何かを教わることばかりだと考えられがちですが、自分が何か学びたいときに必ずしも先生と呼べる人が身近で見つかるとは限りません。

また、独学で学ぶ習慣を身に付けていないと、もしも自分が教えを請うた先生との相性が合わなかった時、自分の学びたいものが真鍋なくなりそのまま挫折してしまう原因になります。

特に、学びたいものが専門性の高い分野で身近なところで知識が豊富な人が見つからなかったり、スポーツや絵画・音楽などの実技は必要なものや、抽象的な考えに対する理解を求められるものの場合、独学の方が伸びる人が多いということもよくあります。

とくに定期テスのト勉強のように範囲が決まっている勉強とは異なるものを学ぶ場合、独学である程度学べるスキルを身に付けておけば、より自分の求める学問や知識を追求することができるでしょう。

実際に、芸術を学ぶ場合は、いちいち先生につきっきりになってもらい教えを受ける、と言うのはあまり現実的ではありませんし、レッスンを受ける分多額のお金が必要になるので、節約の面でも独学で学ぶ習慣を身に付けておいて損はないと思います。

 

今回はそんな独学に関する役立つ知恵についてまとめました。

独学のメリット

自分のペースに合わせた勉強ができる

独学の最大のメリットは、自分のペースに合わせた勉強進めることができるという点です。

一般的な学校で受ける集団での授業と異なり独学なら、もしも自分がもっと先取りして勉強したい、と思うのであれば遠慮なく先取り学習をすることができます。

また、もしも集団での授業のペースが自分にとっては「早すぎる、ついていけない」と感じたら、こちらも遠慮なく自分に合ったゆっくりとしたペースの勉強できるのが独学の魅力です。

 

そもそも、何かを学ぶと言う時にペースの速さだけで見て自分はこの勉強が向いていない、と決めつけるのは早計だと思います。

勉強で大事なのは、他人よりも素早く何かを学ぶことではなく自分に合ったペースでいいからしっかりと学んでいき知識を自分のものにしていくことです。

自分のペースで自由に勉強できる分しっかり独学のスキルが身につけば、周囲に飛ばされず勉強ができる人間になることができるでしょう。

 

自分のレベルに合ったテキストを選べる

独学は自分で勉強するのに使う教科書や参考書、教材などを自分の意思で自由に決められると言うメリットがあります。

集団で受ける授業だと、どうしてもテキストの自由度が下がりますし、指定の教科書を選ばされた挙句、そのテキストが自分の実力と会っておらず時間とお金を無駄にしてしまった、と言う事態に陥ることもあります。

 

しかし独学であれば、そういった出来事が起こる前にあらかじめ自分の目で自分に合ったテキストを選び、ミスマッチが起きるのを防ぐことができます。

特に勉強で大事なのは、自分には到底できそうもない難しい教科書を必死に頑張って攻略しようとするのではなく、レベルが下がってもいいので今の自分の実力に合った教科書を着々とこなしてことです。

また、独学の場合なら途中で教科書のレベルが合っていないと感じたら、他の教科書を別途購入し、そちらで勉強を続けると言う臨機応変な策を取ることもできます。

 

他人を頼れないので自分で考える癖がつく

独学は読んで字のごとく「独りで学ぶ」と言うことです。

そのため、わからないところが出てきたとしても答えを簡単に他人から聞いて納得する、と言うことができないので自分で考える癖が身に付きます。

特に、普段の勉強ですぐ先生に「この問題の答えは何ですか?」と聞いてばかりで、自分で「どうしてこの答えになるのか…」と突っ込んで考えない癖がついている人には、その悪い癖を直す意味でも独学は効果があると言えるでしょう。

もちろん、わからないことがあったときに先生に質問すること自体は否定しません。

しかし、人に聞いてすぐ答えが出るようなものの場合、質問される方からすれば「それぐらい自分で考えてきてよ…」と面倒に感じていることもあるでしょう。(もちろん、そんなめんどくさいことをわかりつつも、丁寧に対応してくれてる先生が一般的ですしそれが仕事だとは思いますが…)

 

また、身近なところで質問できる人がいないものを学ぶ場合は、ある程度自分の頭で考えて納得や理解をする技術が求められます。

先生に聞いてもすぐに答えが出るようなことを学ぶ場合は、この「自分で考える」というスキルが今後の勉強の進み具合の大きなカギになると思います。

 

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他人と比べて一喜一憂することが少ない

独学がしっかり身に付けば、

  • 他人と比べてテストの点数が良かった
  • 偏差値が下だったとか

と言うことで一喜一憂することなく、安定した勉強生活を送ることができます。

勉強のモチベーションが自分以外の他人の成績や、先生の気分などといったものに左右されないため、自分のメンタルを一定に保つことができれば独学へのモチベーションも安定し勉強続けることができます

たいていの勉強は、一瞬だけ頑張ればいいとか、三日間だけ頑張ればいいとか言う短期的な計画でどうこうできるものではないと思います。特に、大学受験や資格勉強ともなれば、数ヶ月から数年単位で見て地道に勉強を継続していくことが基本中の基本です。

 

自分の好きな場所で勉強できる

独学は教室や自習室など、勉強をするために作られたスペースでやるものばかりではありません。

例えば、ファミレスや喫茶店、トイレ中、お風呂に入っている時、電車を待っている時間、電車に乗っている時間など、様々な状況や場面で思いついた時にパッと勉強できるのか独学の魅力です。

特にすきま時間で勉強する場合は、短時間でも良いと言う事から勉強に対する心理的なハードルも下がるので、気軽にそして効率の良い勉強することができます。

 

社会人に出てからも独学のスキルが生かされる

個人的には、独学のスキルが生かされるのは社会人になってからだと感じています。

社会人になってからは、自分で時間を見つけて資格勉強したり、仕事で必要な知識やある分野の学問を自分で勉強していくことが必要になるものです。

その時に、上司や同僚から教えてもらうのを待ってもらっているようでは、いつまでたっても勉強することができず、仕事を緑にこなせないまま社会人生活を送ってしまうことになるでしょう。

 

特に、直接利益に結びつく物の勉強ともなれば、うかつに人に教えれば利益を横取りされてしまう恐れもあるので、簡単に自分が学んだ知識を誰かに教えることに対して抵抗を覚える人もいます。

例えば料理人が後輩に対して、自分が編み出したレシピを教えてしまえば、自分の立場がなくなってしまうのと同じで、利益が絡む人間関係だと人に何かを教えると言うこと自体、必要性があるのはわかっているにしても感情が邪魔して現実的には教えることが難しくなることはよくあるものです。

そういった場面で、教えてもらえないから勉強しない…と開き直るのではなく、教えてもらえないからこそ自分で貪欲に独学で学んでいこうと言う姿勢を持つことが大事だと思います。

 

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独学のスキル習得は時間はかかるが身に付けておいて損はない

独学に関して書店やネットでは大量の情報があふれていますが、実際に自分の身の回りで独学で何かを学んだと言う人は果たしてどれだけいるでしょうか?

そもそも、小学校から高校、大学までの学生の期間は、ほとんどが先生から言われたことを淡々とこなすと言う独学とはかけ離れた勉強をしてきた人が大半でしょう。

そのため、社会人になってからも慣れていない独学で学ぶよりは、誰か先生や師匠と呼べる人に教えてもらったほうが効率的だ、と考える人が多いように感じます。

 

また、独学というものは、誰かに教わるのと違って具体的に何をどう学べばいいのかがよくわからないものですし、進めていくうちに本当にこの勉強法で正しいのかと言う自問自答をしてしまいやすく挫折する人が多いものです。

そんな挫折する人が多い状況だからこそ、誰かにも教わらずとも自分で独学できると言うスキルを身に付けておく価値はあると感じます。

また独学で何かを成功しっかり学んだと言う成果が出れば、他の分野の勉強に対しても自信をもって取り組むことができるようになるので、まずは出来る範囲でいいので是非習慣にしていくのがいいでしょう。

 

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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