独学のモチベーションを保つためのコツ7つ

独学

独学で受験勉強や資格試験を乗り越えようとするときに大切なのがモチベーション管理です。

独学は読んで字のごとく1人で勉強することなので、つい周囲の目がないことで自分自身を甘やかしてしまって勉強が進まなくなってしまったり。堕落しても誰にも怒られないことから、モチベーションの低下に歯止めがかからないことがあります。

独学で何かを学ぶためには、高い目標を設定したり難しい参考書や問題集を繰り返すことよりもまず、いかにモチベーションを持続させることができるかという点が重要になってきます。

今回は、独学のモチベーション保つためのコツをまとめました。

 

最初の目標はかなり低めに設定する

独学でモチベーションが続かない人に多いのが、最初から高すぎる目標立てしまうと言うことです。

独学は自分の学力や勉強の進めるペースに合わせて自由に勉強のスケジュールを組むことができますが、その自由さが仇となり、達成するには時間がかかりすぎる目標設定してしまったり、途中で中だるみが起きても仕方がないような細かすぎる勉強計画を立ててしまう人が少なくありません。

例えば

  • 3ヶ月で偏差値を30から70までにあげる
  • 半年で国家試験に受かる

などの目標は確かに達成できれば、それはそれは素晴らしいことに間違いありません。

しかし、高すぎる目標設定は当然難易度も跳ね上がり途中で挫折するリスクが高まります。また難易度が高すぎるが故に、独学をしていく中で、「どうせ失敗しても仕方がないような目標を立てているんだから、多少手を抜いてもいいよね…」と言うような気の緩みを招く恐れがあります。

高すぎる目標は、失敗に対する言い訳を前もって用意し、もし失敗してしまったとしても、即座に言い訳をしてショックを和らげることができてしまうので、できれば最初の目標はかなり低めに設定し、程良い緊張感を持ちつつ独学に打ち込めるようにしましょう。

 

適度な大雑把さを持ち完璧主義に陥らない

独学の勉強の仕方が向いている性格、向かない性格について」の記事でも触れていますが、独学を成功させるためには真面目や几帳面などの、いかにも独学向きな性格よりも、多少大雑把でもいいので臨機応変に勉強の進み具合に応じて、参考書や問題集などを変えることができる人の方が向いていると思います。

特に、完璧主義の人は、ただでさえ難易度の高い独学と言う勉強方法を実践するとなると、途中でケアレスミスやスケジュール通りに進まないことに対してストレスを感じてしまい、挫折してしまう原因になりがちです。

独学をしっかり進めていける人と言うのは、適度に休息を取ったり、わからない問題があったら様子見として少し寝かしておく、と言うような自分のモチベーション管理がであると言う点が共通しているように感じます。

 

勉強の計画は日、週、月単位で計画しておく

独学で勉強すべて行く時に、1日単位、1週間単位、1ヵ月単位の合計3種類の計画を立てて実行していくと言う方法があります。

例えば、わかりやすい例として独学で英単語暗記することで考えてみましょう。

  • 1日で英単語を10種類覚える。
  • 1週間で英単語を50種類覚える。
  • 1ヵ月で英単語150種類覚える。

と、3種類に分けて独学していく場合、基本となるのは時間が長い目標(この場合なら1ヵ月単位の目標)です。

もちろん、1日単位の目標で1カ月間勉強すれば理論上300種類の英単語を覚えることができます。

しかし、日によっては勉強時間が取れなかったり、仕事や部活動等の勉強以外のスケジュールに手間取ってしまい、スケジュール通りに勉強が進まないと言うこともあろうかと思います。

 

そういった勉強以外の出来事でスケジュール通りに進まず挫折してしまうと言うのを防ぐためにも

  • 1日体の目標が達成できなかったら1週間単位で達成できるようにする
  • あるいは1週間単位の目標が無理そうな場合は、1ヵ月単位で帳尻を合わせると言う

要領で、臨機応変に勉強を進めることができると言うのがこの勉強方法の魅力です。

 

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途中で参考書や問題集が合わないと感じたら遠慮なく変える

独学の際に使う参考書や問題集は、実際に使っている中で

  • 「ちょっとレベルが高すぎて自分には合っていない」
  • 「今の自分には簡単すぎて物足りない」

と感じたら、遠慮なく変えていくフットワークの軽さが大事だと思います。

独白の場合、自分の意思で自由に参考書を決めることができますが、その一方でミスマッチが起きてしまっても「自分で決めたことだから…」と言う気持ちになってしまい、自分に合っていない参考書を途中で止めることができずダラダラと続けてしまう原因になります。

もちろん、事前に試し読みをしたり、何本か解いてみて自分のレベルに合っているかどうかと言うチェックをしておくことが大事なのは言うまでもありません。

 

 

ネットなどで質問することをためらわない

独学だからといって「全ての問題を自分1人で答えられるようになるべきだ」と考えると、かえって勉強の進み具合を悪化させてしまうことがあります。

もちろん、独学をやり続けることで多少わからないところがある問題に対して自分なりに頭をひねって答えを考えてみると言うトレーニングにはなりますが、場合によっては質問した方が早く答えが見つかったり、より自分の考えや知識を深めることにもつながります。

特に、ネット上で自分が学んでいる家に関して豊富な知識を持っている人に対してSNSやメールなどで質問をしてみたり、また専門分野に関してYouTubeで活躍している人に対して、直接コメントして質問してみるという方法も空白のモチベーションを高める方法の1つだと思います。

なお、YouTubeの場合はチャンネルによっては頻繁にコメントへのお返しを行っている人や質問内容動画投稿のネタにしている人もいるため、積極的に活用してみるのもありだと思います。

 

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他人とむやみに比較しない

独学は1人で行う勉強と言うこともあってか、進めていくうちに人恋しさから

  • 「他の人はどんな勉強しているのかな?」
  • 「同じ独学をやってる人と比べて自分は遅れていないか?」

と言うような、他人との比較で一喜一憂してしまいモチベーションを乱してしまうことが多いです。

1人で自由に進めることができる、と書けばなんて理想的な勉強だろうとは思いますが、実際は孤独や不安に対して自分1人で立ち向かわなければならず、モチベーションを維持するのが非常に難しいものです。

しかし、そこでむやみに他人と比較してしまうと一瞬の安心感と引き換えに、独学に必要な安定したモチベーションを失うことになります。

独学をしっかり進めていく上では、他人とむやみに比較せず、あくまでも比べるのは過去の自分だけに限定し孤独に向き合い淡々と勉強進めていくようにしましょう。

 

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モチベーションが低い時は好きな勉強をして自信をつけるようにする

いくら勉強進めていても、体調やその日の勉強以外のスケジュールの影響で、どうしても勉強に対するモチベーションが出にくい、と言うこともあるでしょう。

そういう時に、自分に厳しくなり無理やり勉強に励むようにするやり方では、「独学=しんどい、難しい…だから失敗しても仕方ないよね」と言うイメージがより強固なものにになってしまい、次の日以降の独学に打ち込む気力を減退させしまう恐れがあります。

モチベーションが低い時は、無理に難しい勉強に打ち込むのではなく、

  • 勉強の中でも特に自分が得意としている分野に絞って勉強する。
  • 新しいことをガツガツ進めていくのではなく今まで習ったことを復習して見直していく。

と言うような、精神的なハードルが低いないように絞って勉強していくことが大事だと思います。

 

モチベーションが低い時にあえて厳しめの勉強やると、うまくいかなかった時に強いショックを受けてしまい自信を喪失してしまうことがあります。

独学を長く続けたいのであれば、適度に自信を保つためにも、体調的に厳しい日であれば比較的軽めの内容にするのが良いでしょう。

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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