受験勉強のせいで太る人に見られる特徴と対策

大学受験

大学受験の勉強に必死になるのはいいことですが、勉強のしすぎによるストレスや運動不足が原因で太ってしまうのは困りものです。

とくに高校生ともなれば

  • 育ち盛りだから…
  • 食べても太りづらい年頃だから…
  • 若いうちは多少食べても代謝がいいから大丈夫

なのは事実としても、その言葉に甘えて自分の食生活を顧みず、自堕落な食生活を身につける事は、今後の生活のことも考えると避けるべきだと思います。

無事に大学合格が決まってから、受験生の頃の食生活が抜けずに更に体重を増やしてしまったり、運動習慣がなく生活習慣病になってしまってからでは遅いので、受験期といえども食生活を適宜見直す習慣は大事です。

今回はそんな受験期の食生活についての情報をまとめました。

 

 

受験勉強で太るの人の特徴

ストレスを食欲で解消する癖がある

自分の将来のためにやらなきゃいけないと思っていても、受験勉強はやはりストレスが溜まるものです。

そのストレスを食欲で解消することがきっかけとなり、受験期に体重を増やしてしまう人は毎年大勢います。

食事は人間の三大欲求の一つでもあり、その誘惑や満腹の幸福感に対して本能的に逆らうのは非常に難しいもの。

また、運動や他の趣味でストレス解消するのと比較して、食事によるストレス解消は非常に手軽なのも特徴的です。

外に出かけて気分転換するのと違い、ただ家にあるお菓子や食べ物を口に運ぶだけでいいという手軽さが仇となり、ストレス解消方法の中でも特に癖になりやすいのです。

受験勉強漬けという短調で、地味で、快楽に乏しい生活を送っていればこそ、より手軽にストレス解消し充足感を得られる方法として、適度な食事に留まらずカロリーオーバーになるまで食べてしまうのもまた受験生に多い特徴なのです。

 

夜食が多い

受験勉強が深夜まで長引いてしまい、つい小腹が減って夜食をするのが癖に事もまた、受験生が太る原因です。

夏なら冷たくて甘いアイス、冬ならあったかい麺類は夜食の定番と言ってもいいでしょう。

夜食だから胃腸に負担が少なく消化のいいあっさりしたものを…と思ってうどんやそばを食べていても、それらは炭水化物の塊であり、余分なエネルギー(カロリー)は体脂肪となって体に蓄えられます。

また、よく勉強している人ほど、疲労回復のために甘いものが欲しくなり、夜食に甘いお菓子や砂糖が多く含まれている飲み物から、カロリーオーバーを起こして太ってしまうこともあります。

飲み物に含まれているカロリーは100グラム単位なら少なくても、500mLペットボトル1本なら、おにぎり1個分(約200カロリー)になり侮れません。

 

 

食事の時間が短い

受験勉強が忙しくて、食事をする時間がもったいないために、よく噛まずに早食いする癖がついて太ってしまうことがあります。

早食いが習慣になると、短い時間でたくさん食べるのが癖になって食べ過ぎを招くほかにも、早く食べ過ぎたことが原因で満腹感が湧き出す前にデザートを食べようとしたり、すぐにお腹が減ってまた何か食べてしまう癖が身に付きます。

勉強時間が惜しいのは分かりますが、よく噛んで慌てず食べることは、食べ過ぎを防ぐ上での基本です。

 

部活引退後も食生活が変わっていない

受験勉強を本格的に始める前まで体育会系の部活動をしてた人にあるのが、引退後も部活をしていた頃と同じ食生活を続けているというパターン

練習でバテないために普段の食事量を多くしていたものの、引退すれば練習のためのカロリーをわざわざ摂取する必要はありません。

しかし、引退後も食欲が衰えず以前と同じような食生活を続けていれば、カロリーオーバーになって体脂肪が増えるのは至って自然な流れです。

また、食生活は食べることだけでなく、飲み物も同じです。

部活をしていた頃のように、お茶を飲む要領で普段からスポーツドリンクを常飲していれば、スポーツドリンクに含まれているカロリーの分だけ、食事以外に摂取していることになります。

スポーツドリンクと言っても、種類によっては500mLペットボトルでおにぎり半分(約100カロリー)あるので、コツコツ飲み続ければその分コツコツ脂肪も増えるのは自然の成り行きなのです。

 

 

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受験太りを防ぐための対策

摂取カロリーを抑える

糖質制限ダイエットや置き換えダイエットなど、ダイエットは日本でも有数の一大ビジネスとなっているため、いろんなダイエット方法で簡単に痩せられるように思えてきます…が、ダイエットの基本は家庭科の食品・栄養の授業で習った人ならわかるように

「摂取カロリー<消費カロリー」

の状態にすることが重要です。

 

特に受験生の場合、受験勉強のせいでがっつり運動をする時間が取れない事も多く、基本的に机にかじりついている時間が多いので、必然的に摂取カロリーを減らすことに焦点が置かれます。

…と言っても、最初から食事の量や回数を減らすという極端なやり方をするのではなく、普段の食事以外のお菓子や甘いもの食べるのを控えたり、砂糖の多い甘い飲み物をやめてお茶やコーヒー(無糖)を飲んで、出来る範囲から摂取カロリーを減らしてくようにしましょう。

 

 

日常的に体を動かす習慣を身に付ける

  • 普段からエスカレーターやエレベーターを使っているのなら、代わりに階段を使うようにする。
  • 電車で学校に通っているのなら、一駅前で降りて歩く、自転車通学に変えて見る、

など、普段の生活で週に1回でもいいから運動する習慣を身につけ消費カロリーを増やす事も重要です。

体育会系の部活動のような激しいスポーツではなく、散歩やジョギング、ストレッチのような運動後に疲れで眠くならない強度の運動習慣を身に付ければ、運動不足や血行不良が改善されて勉強に集中しやすくなる効果も期待できます。

ちなみに、筆者は現役時代は運動部に所属していた事もあって、受験生になったあともストレッチをしながら英単語や古文単語を暗記する勉強法をしていました。

ストレッチで机に座りっぱなしで凝り固まった肩、背中、腰周り、太ももの筋肉をほぐしつつ、暗記で単語をおぼえて基礎学力を付ける…まさに、一石二鳥の勉強法です。

 

朝方の生活にする

勉強時間が夜にずれ込むのは、夜食で太るリスクの他にも、寝不足による勉強効率の悪化を招きやすく、頑張っているという実感の割には成績が伸びない傾向があります。

体重の数値は増えるのに偏差値は横ばいor下がる、という悲しいオチになるのを防ぐためには、夜は早く寝て朝方の生活をして日中に勉強する習慣を身に付けることが大事です。

朝に強くなっておけば、朝から頭が働きやすくなり受験本番でも高いパフォーマンスを発揮することができるので一石二鳥です。

また、もしも体力的に余裕があるのなら、朝起きたら散歩をして頭も体も起こしておく習慣を身につけるのも、受験だけでなく健康面でもいい習慣でしょう。

 

 

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浪人生活は更に体重が増えやすいので要注意

浪人生には

  • 浪人生という不安定な立場により、普段からストレスを受けやすい。
  • 受験勉強の期間が現役生よりも長くなることが多く太りやすい。
  • 宅浪だと一歩も外に出なくてもいいので、運動量が極端に少ない。
  • 息抜きに罪悪感を感じて、普段の食事が主なストレス解消になりやすい。

などの、太りやすい原因・背景がてんこ盛りです。

浪人生だからといって、ずっと毎日10時間以上勉強し続けるようなことは、現実的には考えられにくく、燃え尽き症候群や肥満、暴飲暴食でストレス解消に走るのを防ぐためにも、食事以外の息抜きや運動で息抜きする習慣を身につけておくのも大事だと思います。

特に、大学に入ったらスポーツを始めたい、復帰したいと思っている人なら、浪人中に無駄な脂肪をつけてしまうと、体重増加により膝や腰を痛めてしまうリスクもあります。

 

そうならないためにも、適度に体重(体組成計)で自分の体をチェックして、体重・体脂肪率が適切な範囲内に収まっているかを記録していくことも大事です。
 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

「勉強に関する知識や情報を面白く、分かりやすく解説」を目的として、勉強の知恵袋を運営しています。学校の勉強、受験の勉強、独学、浪人生活などの各テーマの専門知識を掘り下げて執筆中!

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