定期テストの計画を立てるときに押さえておくべきコツ5選

定期テスト

中学高校、そして大学生になっても定期テストは必ずあるもので、上手く乗り越えていくためには勉強の計画を立てるのが基本です。

しかし、中には計画を立てたはいいけれど、最後まで計画通りに進めることができずに挫折したり、計画が甘すぎてテスト前日なのにまだテスト範囲が全て終わっていない…なんてことになるのは避けたいものです。

計画を立てる以上は、最後までやり遂げられるペース配分を考えたり、いつもより早くからテストに備えて勉強を始めるなどの対策を練っておき、できればテスト前日は焦らず過ごせるのが理想と言えます。

テスト前にある程度勉強が終わっておけば、精神的なゆとりが持てるだけでなく「他の人らはガツガツ勉強してはるけど、自分はもう終わったから気楽やわ~」と、高見の見物をひょっとしたらできるかもしれません。

今回は、定期テストの計画の立て方のコツについてまとめました。

 

 

定期テストの計画のコツ

「何点取るのを目指すか」という目標を立てる

テスト勉強であるのが「とりあえずテストに向けて勉強するか」と、ただ漠然とした目標で勉強してしまった結果、途中で挫折するパターン。

とりあえず思い立ってするテスト勉強は、具体的な目標が定まっていないことから、モチベーションが続きにくいという特徴があります。

また「どこまで勉強すれば一安心できるのか」という実感が湧きにくいので、半ば強迫観念に襲われた勉強になり、徹夜や寝不足で体を壊す、不安からメンタル面の不調を招きがちです。

ですので、まずは目標となる点数をテスト前に大まかでもいいので決めておくことが大事です。点数は過去の自分のテストの点や自分とレベルの近い人の点数を参考にして決めるのがいいでしょう。

 

また、何点取ればいいのか具体的に決められない場合は、

  • 最低でも前のテストの点数は上回る。
  • クラスの平均点ラインを目指す。
  • 英語、数学、国語の3教科の点数は合わせて7割を目指す。

などの目標を設定し、どういう計画で勉強すればその目標点が取れそうか考えながら、計画を立てるようにしましょう。

 

ちなみに、目標点数を決めるやり方は大学受験や大学生でのテスト、資格試験でも役立つやり方です。

大学受験の場合、学校によっては足切りラインが設定されていたり、本試験で大体7割程度が合格ラインであるという試験も多くあります。

大学受験の場合は満点で合格しても、合格ラインギリギリの点数で合格して、どちらも合格には変わりはないので、事前に目標点数を決めておく勉強法が生きてきます。

 

 

計画は少し前倒しで進めておく

テスト勉強の計画は、少し前倒しで進めておくのもコツです。

前倒しで進めると

  • 途中で「この勉強のペースでは間に合わない」と悟ったときに計画の見直しがしやすい
  • 前倒しでやるべき勉強が早めに終われば、テスト前日は余裕を持って過ごせる
  • 早めに勉強しておくことで、昔にやった授業を思い出しやい。(=復習効率のアップ)

などの時間を味方につけたことによるメリットがたくさんあります。

特に、テスト勉強が近づくにつれてストレスが増えがちな人ほど前倒しで勉強しておけばメンタル面のコンディションを良い状態に保てることができます。

 

逆に前倒しせずに勉強すると、今の計画では間に合わないことがテスト前日になって分かったときに、やむを得ず一夜漬けしたり、もうどうでもよくなって投げやりなる…というパターンで失敗することが多くあります。

また、一夜漬けで厄介なのが、なんとか上手く乗り越えた場合、その成功体験が記憶に強く残り「次のテストも前と同じように一夜漬けで乗り越えればいい」という、自分への甘さが生んでしまうリスクです。

一夜漬けが一度成功したとしても、その方法が何回も連続して成功するとは限りませんし、勉強が難しくなれば一夜漬けで対処できず「もう知らん、どうにでもなれや」と投げやりになって、挫折する原因になります。

念には念を入れて、テスト勉強期間がテストの2週間前なら、3週間前から勉強するというように、前倒しの計画を立てるようにしましょう。

 

 

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夜更かし・徹夜前提でスケジュールを組まない

計画を立てるときに、勉強時間確保のために夜更かしや徹夜を前提としたスケジュールを組まないことも重要です。

夜ふかしが1日ならまだしも、1~2週間も続けば普段の授業の勉強効率が下がるだけでなく、授業後のテスト勉強の効率も下がる原因になります。

夜ふかしが続いたせいで夜の方が頭が働きやすくなってしまえば、実際にテストが行われる日中の集中力が下がり、仮にしっかり勉強してきたとしても頭が働かないことでケアレスミスが増え、自分の実力が発揮できないままテストを終えてしまうリスクがあります。

また、朝起きれなくなってテストに遅刻して、追試を受ける、単位を落とすということになるのは避けなければいけません。受験生なら浪人、大学生なら留年に直結するので、朝方生活を維持しつつ勉強できる計画を立てましょう。

 

 

すきま時間も有効活用する

テスト勉強だからと言って、机の上にかじりつくだけが勉強の時間ではありません。

通学中の電車の中、授業中の休憩時間、入浴中、トイレ休憩、部活の試合(大会)の待ち時間…など、すきま時間はかき集めれば大量にあるので、有効に活用することが大事です。

なお、すきま時間で勉強する場合、状況によっては紙と鉛筆を使えないこともあるので、

  • 暗記した内容のチェック
  • 昨日解いた問題の解き方をちゃんと思い出せるかの確認
  • テスト問題を解くのに必要な公式、文法などの再確認

など、暗記や記憶の確認のための勉強時間として活用するのが効果的です。

また、英語のリスニングなど語学系の科目なら、音楽プレーヤーを使ってすきま時間に勉強するという方法もできます。

 

土日の時間をうまく活用する

毎日同じ時間、同じペースで勉強が進められればいいのですが、平日は学校の授業や部活同、習い事があるので、なかなかテストのための勉強をしづらい…という悩みを持つ人もきっと多いことでしょう。

その場合は、勉強スケジュールを1日単位で立てるのではなく、1週間単位で立てて、普段の授業がない土日(祝)に重点的に勉強するスケジュールを組むことが大事です。

また、平日は時間が少ないことを利用して、比較的短時間でも終わる基礎的な問題や暗記系科目を勉強する日にする、一方で土日は時間があるので時間がかかりやすい数学の証明問題や英語の記述、長文問題の勉強の日にしておくのもやり方の一つです。

 

 

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定期テストも効率重視で乗り越える

定期テストに関するコツを説明してきましたが、これとはまた別で覚えておきたいのが効率を重視した勉強方法を身につけておくことです。

テスト前になって勉強時間が間に合わずヒーヒー言っている人は、普段の授業や予習・復習もダラダラ勉強する癖がついていたり「とりあえず全部の問題やればええやん」というフラグを立てて、自滅を招いているだけどいう悲しいオチがあります。

また「寝不足なのに無理して勉強し続ける…」という、体調面でもコンディションが良くないのに無理やり勉強して充実感こそ得られていますが、効率が悪く点数に反映されない勉強になっていることもよくあります。

眠ければ適度に昼寝をとって体力を回復させる勉強方法を取り入れて、自分の勉強効率を上げるためにできることを一つでもいいので取り入れて行きましょう。