学校の授業の復習ってどうやるの? 復習で押さえておくべき4つのポイント

復習

学校の授業で習った内容をそのまま復習せず、テスト前になって慌てて復習したけどその時にはもう習った内容のことなんてすっかり忘れてしまっていた…という悲しい経験をした事のある人はきっと多いでしょう。

宿題などの機会で授業内容の復習をやることがなければ、一度授業で習ったことを次にやるのが数週間~1,2ヶ月先になる…というのは授業の進行としても仕方のないことかと思います。

しかし、仕方ないからと言ってそのまま復習せずに放置するのは、せっかく受けた授業を無駄にするのと同じです。

もちろん授業だけで一発で理解出来る人はごくまれにいますが、大抵は復習して授業の内容をおさらいしたり、わからなかった問題をしっかり解きなおして次に同じ問題を出されてもちゃんと解答できる、という状態になるまで復習をするものです。

人間の脳は使わない知識はどうしても忘れてしまうようにできているもの。だからこそ逐一復習を行うことで知識をしっかり覚えることが、復習の要なのです。

今回は、学校の授業の復習のやり方やコツなどについてまとめました。

 

復習は授業の内容を完璧に理解するために行うもの

復習は授業で習った内容を完璧に理解するために理解するために行うものです。

個別ではなく集団で一斉に授業をする一般的な授業スタイルの場合、先生との相性や自分の学力、教え方の上手さ、丁寧さなどが影響して、1度の授業では内容を完全に理解できない人が出て来てしまうのは仕方のないことです。

もちろん、ここで授業を完璧に理解出来なかったからといってネガティブになる必要はありません。

ネガティブになるぐらいならしっかり復習をして、授業中に理解できなかった所を理解できるようにしておく、あやふやで答えられなさそうな問題をしっかり解答できるまでおさらいし、テストで同じような問題が出たときにしっかり解答できるように勉強していくことが大事です。

 

とくに「ここはテストに出ますよ」と先生が教えてくれた問題に関しては、授業で完全に理解出来なかった問題であれば、尚更復習しておくメリットがあります。

テストに出ると事前に忠告してくるような問題は、

  • それだけ今後の授業でも扱う基礎的な知識
  • これだけは覚えておくと模試や受験でも役立つ知識

であることが多いため、しっかり復習して完璧に答えられるようにしておくことが大事です。

 

 

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復習をするときにチェックしたい3つのこと

授業後1週間以内に行う

復習はできればその日にうちにやれるのが理想的ですが、部活動や習い事などでその日のうちにするのが難しいという人も多いと思います。

ですので、まずは「授業後1週間以内に行う」というやや緩めの目標を設定して、少なくとも復習を全くやっていない状況から脱出することが大事です。

普段の学校生活だと、平日は部活で忙しく土日は空いているというケースもあるので、週末にまとめておさらいしておくのでもOKです。

もちろん、一週間分まるまる復習すると時間がかかって挫折しそうな場合は、

  • 平日は国語・数学・英語の復習をする。
  • 土日はそれ以外の科目の復習をする。

と分割して復習する習慣を身につけるのでもOKです。

国・数・英はどの学校でも時間割が多く割かれており、復習の間隔が空きすぎると授業についていけなくなる原因になりがちです。

また、定期テストや受験でも得点配分が大きくなる教科だけに、コツコツと復習しておくことが大事です。

自分の学校の時間割やカリキュラムに合わせて、1週間の復習のスケジュールを立てるようにしましょう。

 

完璧に理解できるまで復習する

復習は授業でしっかり理解できなかった、ちょっと記憶が怪しい所を重点的におさらいして、完璧に理解できるレベルまで勉強することが肝心です。

  • なんとなく教科書やノートを読んで分かった気になる。
  • とりあえず解答を移して理解した気になる。

などの妥協をしては意味がありません。

「なんとなく」や「とりあえず」を捨てて、時間をかけてもいいのでしっかり理解できるまで粘り強く丁寧に復習していくことが肝心です。

教科書を読み直す、教科書ガイドを使っておさらいする、基礎問題を解きなおしてケアレスミスが起きないようにする…そして「完璧に分かった!」となるまで勉強することが復習では大事です。

ちなみに、そのような妥協が癖になると普段の勉強でも「復習でちゃんとやればいいや」と油断して授業への集中力・意欲を下げる原因になります。そうならないためにも、完璧に理解出来るようにしましょう。

 

復習は1回だけでなく何回もやる

復習を1回で完璧に理解できたとしても、その記憶がテストや模試・受験の時まで持続する…というわけではありません。

復習直後は完璧に理解できたとしても、数週間すれば「あれ、この英単語の意味ってなんやったけ?」とド忘れしてしまうことはよくあります。

ですので復習は1回だけでなく、何回もやるのが重要です。

スマホゲームの周回プレイで回を重ねるごとにだんだん敵の編成を覚えるように、復習も何度もやることでより記憶を定着させることができるのです。

 

なお、2回目以降の復習は1回目と同じようにガッツリやる必要はありません。1回目で解いた問題を見て、頭の中ですぐに解答できる、解き方がパっと想像できて書けるということがわかればそれでOK。

2回目以降は、復習で完璧に理解したことをちゃんと思い出せるかに焦点を絞って短時間で効率よく勉強することが大事です。

 

ちゃんと理解できなければ先生や他の人に聞きに行く

復習をするときに自分一人の力では完璧に理解できなくて詰んでしまう…なんてことは避けなくては行けません。

そのためには、先生のところに聞きに言ったり、友達や先輩に教えてもらって、完璧に理解出来るようになるのもやり方のひとつです。

  • 自分一人では勉強の要領が悪くてはかどらない。
  • 一人だと自分を甘やかしてしまいそうで不安。
  • 人に教えてもらった方が理解しやすい。

などの自分の勉強の癖を自覚しているのなら、恥ずかしがらずに積極的に聞きに行くことも大事です。

また、もしも可能なら、個別指導塾や家庭教師などのプロの力を頼ってみるのでもOKです。

 

「復習で完璧に理解する」というゴールへの行き方は「孤独に耐えて自分の力だけで勉強する」だけではありません。

自分にあった復習のやり方を見つけて完璧に理解できるように努力しましょう。

 

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適度に復習しておくとテスト前に慌てなくて済む

適度に復習をしておけば、テスト前になってバタバタしなくてもいいというメリットがあります。

「普段から復習しない → テスト前に慌てて復習 → 今まで習ったことを忘れてて軽くパニック→ 無理なスケジュールや一夜漬けをする → テストで惨敗…」

という勉強ができない人に共通するサイクルを抜け出すためには、コツコツ復習をすることが大事です。

また、普段から復習しておけば、テスト前は軽くおさらいして不安な所だけ重点して勉強しておけばいいので精神的な負担も軽く、比較的楽な気持ちでテストに挑めるのもメリットのひとつです。

テスト前で焦る周囲を横目にひとり高見の見物をするという、優越感に浸れる愉しみも経験できるので、是非とも復習をする習慣を身につけてみましょう。

 

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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