個別指導塾の先生と相性が合わなければ変えてOKな理由

塾・予備校

個別指導塾は少人数で授業を行うために、先生との相性が勉強をすすめるためにも欠かせません。

相性が悪いと、先生に質問しづらくなって聞きたいことが聞けなくなって理解が遅くなったり、勉強そのものに対するモチベーションの悪化を招きます。

また、相性が悪い先生が授業を担当しているとなれば、塾に通うのが面倒になってサボりたくなる気持ちが生まれてしまいがち。

大人数の一斉指導の塾とは違い、綿密かつ丁寧な指導が魅力の個別指導だからこそ、「なんとなくこの先生とは相性が悪いなぁ…」と感じたら、積極的に変更してもらうように頼んでみることが重要なのです。

 

 

個別指導塾は先生を変更できるのが魅力

まずはじめに、個別指導塾は集団授業の予備校や塾と違って、生徒の方で先生を変えられるのが魅力です。

集団授業の場合、よっぽどのこと(先生が問題を起こした、病気で長期療養が必要になったなど)がない限り、先生が変更になることはまずありません。教え方の相性が悪くても、その先生授業にずっと付き合う必要性があります。

 

個別指導の場合は集団授業ではできない、授業中の質問を簡単にできることが魅力。しかし、相性が悪かったり、話しかけるのが苦手な先生だと、質問をしにくくなるので個別指導の魅力が生かされません。

そうしたミスマッチが起きないためにも、塾側から「もしも合わないと思ったら、先生を変えるように言ってきてね」と事前に知らせてくれることがります。

しかし、なかなか変更したいと言えないのは「変えてと言うのは先生に失礼」「自分が合わせる努力をしなくちゃ」と、自分で自分を追い込む真面目さが災いしているからです。

せっかくの個別指導なのに、合わない先生に必死について成績が停滞(あるいは悪化)し、授業が苦痛に感じているのなら、それは集団授業で合わない先生に必死にしがみついているのと同じです。

個別指導の魅力である「質問のしやすさ」をしっかり生かすためにも、相性が合わないと思った先生を変えてもらうようにお願いして、成績アップや受験合格につなげていくことが、自分のためにも塾のためにもなることを忘れてはいけません。

 

 

こんな先生は変えた方がいい

筆者が実際に個別指導塾に通っていた時に、残念ながら「チェンジ」のお願いをした先生の例を紹介していきます。

 

説明が雑、下手、甘い先生

じっくり解説を聞きたいのに、テキストに書いてあることをそのまま復唱しているだけの雑な説明、中身のない説明になっている先生。

おそらくバイトとして初めて日が浅いために、このようになっているのだと思われますが、ただ復唱されるだけ自分で読んでいた方がまだマシ。

どうして解説に書いてある答えや解き方になるのかを詳しく聞きたいのに、それに対してただ解説をなぞった返答が返ってきては、聞く方としては不満足感が募る一方です。

 

なんとなくコミュニケーションが取りにくい先生

言葉にしにくいのですが、なんとなく雰囲気や外見、話し方や教え方から、ちょっと話がしづらそうと感じる先生。

特に筆者の中でも印象深かったのは、方言のなまりが強すぎて、何を言っているのかがわからないという先生はチェンジをしてもっらたことがあります。

塾の近くにある大学生がアルバイトとして入る塾のため、場合によっては地元では聞かないような方言を話す人が、バイトとして入ってくることもあるものです。

イントネーションや抑揚の付け方の部分で引っかかってしまうと、授業の理解や飲み込みやすさに大きく影響するので、変えてもらうのをためらわないようにしましょう。

 

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場当たり的に教えてばかりで計画性がない先生

ただ漠然とテキストをやったらやりっぱなし、丸つけが済めばそれでおしまい…と、場当たり的に教えているばかりで、一体自分がなんのために勉強しているのかがよく見えてこない先生。

何かの目標(例:定期テストの苦手科目の克服、学校の授業の確認など)に向けて勉強しているだけでなく、ただ淡々とこなすだけの勉強になっているため、途中で自分が何のために頑張っているのかがわからなくなるので、オススメできません。

復習もしなければ宿題を出すこともあまりないので、生徒としては楽な先生ではありますが、勉強時間の割には成績が伸びない。

そもそも何度も繰り返して勉強していないので、時間が経てばすぐに忘れてしまうため、塾に通っている意味が無いといってもいいでしょう。

 

放任主義or過保護な先生

「今日はどの勉強をやりたい」と、開始早々さっそく丸なげされる。仕方なく自分でテキストの範囲を決めて解くものの「できたら、解説を見て答え合わせしてね」とかなり放任主義な先生。

放任主義でもOKだと思われているほど、信用されている証かもしれませんが、誰でもこの方法が通用するとは思えないのも現状です。

かと言って、何度も進歩を確認してきたり、こっちから質問をしていないのにどんどん解説してくる過保護な先生も、距離感が近すぎるので相性の悪さを感じることが多いものです。

また、過保護な教え方は、生徒の考える癖が育たなくなり、先生なしでは自分の力で勉強することができなくなるリスクもあります。

放任主義でもなく過保護でもない、ちょうどいい距離感を保てるような先生に変えてもらうようにしましょう。

 

 

先生を変えてもらうときの注意点

先生を変えてもらう場合は、授業が始まる直前に申し出ても「すでにスケジュールが決まっているから今日は無理」と言われるのがオチです。

申し出ればすぐに変えてもらえる…ということは稀で、引き継ぎや手配などで時間がかかることが普通です。従って、変更にはある程度時間がかかることを理解しておきましょう。

 

また、変更と同時に「この先生に変えて欲しい」と指名をすることもあろうと思いますが、もしも担当してほしいい先生が塾内で希望者が多い場合は、希望通りにならないこともありえます。

教え方が上手、話しやすい雰囲気がある、などの人気になるだけの理由がある先生は自分だけでなく他の生徒からの希望も多いため、希望すれば必ず受け持ってもらえるわけではにないことを理解しておきましょう。

 

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先生や塾を積極的に利用することを忘れずに

かくいう筆者も、かつて個別指導に通っていたときに、なんとなく合わないと感じた先生は潔く「この先生ではなく○○先生に変更できますか?」と先生や塾長に申し出たことがよくあったものです。

最初はせっかく受け持ってもらっている先生をディスっているように感じて「自分さえ我慢しとけばええか…」と感じてましたが、合わない先生の授業を聞き続けるうちに、その態度が顔や態度出ていたのか先生の方から「ひょっとして私以外の先生のほうが、授業やりやすい?」と言われて、正直に変更してもらうようお願いすることを始めました。

お金を払って利用している以上は、塾に対して積極的に要望を言うこと自体は何の問題もないどころか、むしろサービス向上に繋がったり、変更した結果成績アップに繋がれば塾の評判アップにも貢献できます。

最初のうちはどうしても、「変えて欲しいというのはやっぱり失礼」と思うこともあろうかと思いますが、積極的に先生の変更を申し出て自分のためになるように塾を有効活用していくことを心がけましょう。

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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