独学の勉強の仕方が向いている性格、向かない性格について

独学

独学で受験や資格試験などを突破するとなると、さぞ自分に厳しくできる人や、計画的に勉強を進められるような人しか向いていないと思われがちですね。

もちろん、独学で何かを学ぶためには、自制心や几帳面な性格である事は有利に働くと思いますが、かといって几帳面ではない人が全く独学に向いていないとは思いません。

むしろ、多少の大雑把さがあったり、楽に勉強したい、効率的に勉強したいと言う個人的な欲望が強い人の方が独学に向いている性格だと感じることがあります。

逆に几帳面な性格は、そのことが災いして帰って独学の進歩を遅らしてしまったり、完璧主義に陥り、独学そのものが辛くなってしまうということもあるので、想像しているよりも独学向きの性格ではないと感じることもあります。

今回は独学が向いている性格と向いていない性格についてまとめました。

 

独学が向いている性格

おおざっぱな性格

独学が向いている人は楽して勉強暮らしたい、適度に手を抜いて勉強進めたい、と言うおおざっぱな性格を知っている人の方が向いていると思います。

特に半年~1年といった長期間に渡り独学で何かを学ぶ場合、大抵の人は独学を始めた当初はやる気に満ち溢れているものの、時間が経つにつれてだんだんやる気を持続できなくなり脱落してしまうものです。

そんな時に、ある程度おおざっぱな性格だと、多少やる気が出ない時があっても「まぁそういう時もあるよね」と上手に割り切ることができ、途中でポッキリ挫折することなく、最後まで独学を続けることができます。

大学受験や近く試験ともなれば数週間程度で太刀打ちできるような試験ではありませんので、長期間持続できるようなペース配分が独学においては重要になります。

 

(※ もちろん、おおざっぱすぎて勉強に対するモチベーションが上がらなくても危機感を覚えないケースもあるので、適度な大雑把さが独学には向いていると思います。)

 

マイペースな人

独学の特徴と言えば自分のペースで、自分の好きな参考書や教科書を選んで自由気ままに勉強ができると言う点です。

  • 誰かに教えてもらうよりも自分で興味のある本や文献を調べたい
  • 人に教わるのではペースが遅すぎるのでどんどん自分で勉強進めていきたい

と言う、自分のペースを大事にしている人であればこそ、独学が向いていると言えるでしょう。

 

また独学は良くも悪くも自分ひとりでやらなければいけません。

そのため友達に合わせるのが苦手な人や、そもそも人付き合いが苦手で自分のペースで何事もやる癖がついてる人も独学が向いていると感じます。

また、独学で学んだことをきっかけに知り合った人と仲良くなれると言う機会もあるので、決して人に合わせて勉強できない自分を卑下するのではなく、自信を持つことが大事だと思います。

 

あまり理想や自己評価が高くない

独学をすれば人生が変わる、壱発逆転して高難易度の資格が取れる、と言うような高い理想や期待を抱いていない人こそ独学に向いていると感じます。

なぜなら、独学で叶えたい理想が高すぎると、その理想が叶うまでの時間や労力も比例して増えてしまい、理想を叶えるまでの時間がかかりすぎて途中で挫折するリスクを増やしてしまいます。

しかし、あまり自分を過信しすぎず、割と現実的な目標を設定できる人だと、独学で叶えたいハードルが低く、適度に独学で達成感を得られ結果として長期間続けることができます。

 

どうしても独学を夢見る人の中には、今までのうだつの上がらない自分の生き様や生き方を180度通うと言うような独学に対する過度な期待を持っている人が少なくありません。

もちろん理想を高く持つこと自体は否定しませんが、ハードルが高ければ高いほどそれを飛び越えるには多大な時間がかかる。

ましてや今までうだつの上がらない人生を送っている人であれば、一気にハードルを飛び越えられるような秘められた才能がある…と言うことが考えにくいので、謙虚な気持ちになって独学に向き合っていくことが大事だと思います。

 

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独学が向かない性格

真面目・几帳面すぎる

真面目は几帳面といった性格は独学に限らず勉強全般において優位性があると思われがちですが、その度合いが過ぎれば帰って勉強の邪魔になることがあります。

例えば真面目すぎて、

  • 毎日参考書の問題を5p進める
  • 英単語の暗記を1日で20種類覚える

などのノルマや目標を細かく決めてしまう真面目さがある人は、その目標が達成されなくなった場面臨機応変に目標変えることができず、簡単に挫折してしまうことがあるものです。

特に勉強の場合「一度決めたことは最後までやり通すのが筋である」と言うような初志貫徹こそ正義と言うような考え方があるために、真面目な人ほど最初に立てた目標をやり遂げることに集中しすぎて、かえって独学の質を下げているというケースが多いものです。

 

素直すぎる

参考書や問題集に書いてあることに対して、何でも素直に信じ込みすぎてしまう人も独学には向いていないと感じます。

もちろん、素直に参考書に書いていることを覚える人は、単純な技術問題や暗記問題には強くなりますが、一方で自分の考え方や主張を飛ぶような論述問題対しては耐えられなくなってしまう傾向があります。

また、大学のレポートや論文作成のように、自分の意見を述べることが求められる場面においては、教科書に載っているようなことを素直に答えられるような人よりも、多少ひねくれていてもいいので自分の意見をしっかり話せることが求められますので。

素直な性格なのは素晴らしいことではありますが、学問や勉強においてはその性格が向いている場面とそうでない場面との両方があることをしっかり覚えておきましょう。

 

完璧主義

完璧に勉強しないと気がすまない、完璧じゃなきゃだめだと言う強迫観念に駆られて勉強してしまう人は、独学には向いていないと感じます。

独学は良くも悪くも1人で行うものなので、脅迫観念に支配されてるような人だと、睡眠時間を削って勉強したり、自分の体調をして勉強してしまった結果、勉強の効率を下げてしまう恐れがあります。

 

また、独学は普通に先生や講師から教えてもらうのと違って、何でもかんでも自分でやらなければいけないためにそもそも難易度が高い勉強であり、失敗や挫折人が多い勉強方法でもあります。

そのため、完璧主義の人は失敗するリスクが高い勉強方法に手を出すのではなく、誰かに教えてもらって勉強したり、必要であれば個別指導塾などの丁寧に教えてもらえる環境を利用する方が良いと思います。

 

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独学は多少の大雑把な性格の方がよい

どうしても勉強と言うと、完璧に間違いなく問題を解けることや、教科書の隅々まで知識を覚えると言うような、大雑把さとは逆の性格こそ重要だと思われてますが、長期間にわたって勉強していく上では多少のおおざっぱさがあった方が続きやすく成績が伸びやすいと感じます。

もちろん、大雑把さを曲解して間違っているところをしっかり復習しない自分を肯定してしまうと言うような自分からミスを招くようなことにならないよう気をつけた方が良いのは言うまでもありません。

ここで言う大雑把さとは、

  • 目標や勉強計画をある程度ざっくり決めて独学に取り組む
  • 途中で勉強の難易度が自分には合っていないと感じたら臨機応変に問題集・テキストを変える

などのフットワークの軽さだと考えておくのがいいと思います。

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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