浪人生で早朝バイトをするときに注意しておきたいこと

浪人生

浪人生活の時にアルバイトをする人は多いですが、中でも早朝に限ってアルバイトをするという人もいるものです。

24時間営業のファストフード店やコンビニ、スーパーの品出し、ネットカフェのスタッフやや個人経営の喫茶店など、早朝バイトは検索すれば簡単に見つかり、且つ選択肢が多いのも魅力的です。

 

また、早朝バイトは朝型生活に慣れて規則正しい生活を送るのに役立つだけでなく、バイトによっては昼間や午後に働くよりも時給が高くて、効率よく稼げると言うメリットがあります。

しかし、一方では、早朝バイトは場合によっては昼間の眠気が強まることで勉強に集中できなくなる恐れもあり、無批判に推奨できるバイトとは言えない現実もありません。(もちろん、対策を立てたり職種を選べば解消できます。)

今回は、浪人生活において早朝バイトをするときに気をつけておきたいことについてまとめました。

 

早朝バイトは朝方生活に慣れるのに効果的

早朝バイトの魅力は、朝型生活に体を慣れさせて、規則正しい生活を送れるためのトレーニングができることです。

特に浪人生に多いのが、夜更かしや寝坊のせいで夜型生活に陥ってしまい、受験本番になっても朝早く起きるのが苦手なまま受験に挑むというケースです。

しかし、早朝バイトによって普段から朝早く起きて活動する習慣を身に付けておけば、受験本番になっても寝坊や遅刻を防ぎ、万全の状態で試験に挑めるようになります。

また、朝早く起きて体を使う習慣があるので、寝ぼけた頭のまま試験に挑戦するのではなく、体も頭もしっかり活動モードに切り替えた状態で、集中して試験に挑めるようになります。自分の勉強してきた成果を発揮するには、しっかり目覚めた状態で試験に取り組むことは基本中の基本です。

 

たいていの早朝バイトは、朝の5時から8時までの間に働くのが一般的です。

この時間帯に起きて活動する習慣をつけておけば試験に集中できるだけでなく、もしも試験本番に悪天候によって電車のダイヤが乱れてしまっても、比較的時間があるので落ち着いて対応することも可能です。

 

ただし、早朝バイトの疲れは昼~夕方にかけて睡魔を生む

ただし、バイトのために朝早く起きる習慣により、疲れのせいで昼から夕方にかけて強い睡魔に襲われることがあります。

例えばファストフード店の早朝バイトだと、お客さんが少ない早朝の時間帯を利用して、資材の搬入やフロアの掃除などの力仕事を行うことがあります。

実際に某ハンバーガーショップでアルバイトをしていた時は、何10キロもの資材を倉庫から厨房へと運び込む作業を任されたことも多々有り、普通に部活で運動するのと同じ位の疲れを感じることもありました。

また、睡魔のせいで午後からの勉強集中できなくなるだけでなく、ケアレスミスが増えてしまっては試験の成績に悪影響を与える可能性があります。

 

もちろん、適度に昼寝をすることで、眠気を解消すれば、午後からの勉強の質を高くできるので、昼休みを昼寝の時間にするなどして対策を取ると効果的です。

 

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予備校と早朝バイトの両立は慎重に

朝はバイト、その後予備校…と言う1日の流れを考えると、早朝バイトは非常に効率的かつスケジュール的にも無駄のないバイトといえます。

家の門限が厳しかったり、夜は自宅でじっくり勉強したいと言う人にとっては、早朝バイトは非常にありがたい働き方のように映るかもしれません。

 

しかし、上でも述べたように、バイトによっては体力仕事を任されることで疲労が蓄積し、その後の予備校の勉強に支障をきたすことが考えられます。

浪人生のやるべき事は、基本的には勉強優先。早朝バイトと予備校の両立は慎重に考えることをお勧めします。

もちろん、早朝バイトが難しそうであれば、短期のアルバイトに応募して手っ取り早く稼いだり、土日祝日に絞ってバイトを行うのでも良いでしょう。

土日祝日のバイトも早朝バイト並みに時給が弾むことが多いので、効率的に稼ぎたい人にとってはオススメです。

 

 

宅浪生、個別指導で比較的時間があるなら早朝バイトも安心

一方で、自宅浪人や個別指導塾に通っていて、早朝バイト後すぐに勉強しなくてもいい生活を送っている場合は、早朝バイトをやってみるのも方法の1つです。

特に、自宅浪人や個別指導塾は、どうしても夕方以降に勉強する習慣がついて、夜更かしや寝不足から夜型生活に陥りがちです。

ですので、受験本場に寝過ごさないためにも、早朝バイトで朝から体を動かして頭を目覚めさせておく習慣を身に付ける意味でも効果的です。

もちろん、早朝バイト後に短時間の仮眠を取ってから、再び勉強に取り組むのもでもOKです。あくまでもぐっすり寝るのではなく、短時間の仮眠にとどめておくのがコツです。

 

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早朝バイトは自信をつけるのにも役立つ

浪人生活が想像以上にメンタルに負荷がかかり、憂鬱な気分の声で病んでしまうことが多いものです。

しかし、そこで早朝バイトを取り入れて続けてみることで、

  • 「自分は眠気に負けずしっかりバイトを続けられている」
  • 「将来のためにきっちり朝型生活を身に付けて頑張っている」

と言う、確固たる自信をつけてメンタルを強くすることにも役立ちます。

 

加えて、日光を浴びることで憂鬱な気持ちになるのを防ぐセロトニンというホルモンの分泌を促すことで、メンタルを安定させることも可能です。

ちなみに、セロトニンは睡眠のリズムや体内時計の調整にかかわるホルモンのメラトニンの材料でもあり、疲労回復や睡眠の質の向上にも関わっています。

 

また、早朝のバイトは時間帯的に人手不足に陥りやすく、店側からも非常に感謝される存在でもあります。

浪人生は、「自分は社会から孤立して誰にも必要とされていない」と言う不安に悩まされますが、早朝バイトをして自分のことを必要としてくれて認めてくれる存在を見つけることは、大きな心の支えとなります。

 

もちろん、浪人生なので勉強メインの生活にした上で、サブとして早朝バイトと行うことが大事なのは言うまでもありません。

アルバイトにのめり込んだせいで、成績の停滞や悪化に陥らないように自制心を持って勉強とバイトに励むこと。もしも、早朝バイトが体力的に厳しい場合は、無理に続けず時間帯をずらすなり、おとなしく勉強一本に絞ることも忘れないようにしましょう。

 

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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