学校の授業の予習ってどうやるの? 予習するときチェックしたい5つのポイント

予習

「学校の授業をしっかり理解するためにも予習は大事」とよく言われますが、

  • 結局のところ予習って何をするの?
  • どんな風に勉強をすることが予習なの?

という素朴な悩みを抱えている人が多くいるような気がします。

 

「予習しなさい」とは言われるものの、具体的に何をすればいいのかわからない。

例えば、

  • 教科書を読めばいいのか
  • ノートにまとめればいいのか
  • 先に問題を解いておくべきなのか…

とまで、やるべきことを事細かに丁寧に教えてくれる先生に当たればいいのですが、大抵は「予習しとくように!」と言うだけ言って、やり方は生徒に丸投げしているというケースなために、予習の悩みや疑問を膨らませるのだと思います。

今回は、そんな悩みを解決するために、予習するときにチェックしておきたいことについて

 

 

予習は授業を受けるための「準備」である

予習を一言で言うのなら授業を受けるための「準備」です。

例えば、部活動でグランドを使って練習を始める前に、

  • グランドの整備をしておく。
  • 小石やガラスなどの転んだら怪我をするものを取り除いておく。
  • 練習で使う用具を出しておく。

などのすぐに練習に取り掛かれるような準備が必要ですね。

部活の練習におけるこれらの準備が勉強における予習なのです。

授業(練習)にスムーズに取り掛かれるように、予め間違いそうなところや解くのが難しそうな問題を予習してチェックし、授業に備えておくのが予習の役目です。

 

また、授業を受ける時でも、何も勉強せずにありのままの頭脳で受けても、必ずうまくいくというわけではありませんよね。

当然ですが、予習なしで授業無しで授業を受け続けていると、

  • 先生の言っていることが途中で理解できなくなる
  • 教科書の内容が理解できなさ過ぎてパニックになる
  • 自分は勉強できないアホなんだと感じてモチベーションが下がる

などの、勉強についていけなくなるトラブルを引き起こす原因になります。

その調子が続くとテストで赤点をとって追試になるだけでなく、内心点を下げたり、進級が危ぶまれるといったリスクもあるので、何としてでも避けなければいけませんね。

そのためにも予習をして授業に備えておくことが大事なのです。

 

 

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予習をするときにチェックしたい5つのこと

わからない問題やつまずきそうな所を調べる

予習でチェックしておきたいことが、自分の実力ではわからない問題やつまずきそうな所を調べておくことです。

予習もせずいきなり授業を受けた → わからない問題が出てきて頭がフリーズ → さらにわからない問題で頭がフリーズ…

という悪循環を起こさないためにも、授業をする前に教科書や参考書を読んで自分のつまづきそうな所を調べておくことが大事です。

より具体的に見ていくと、

  • この証明問題は今の自分では解くのが難しそうかも…
  • 多分、この長文読解問題は理解に時間がかかりそう…
  • この漢字(英単語、古文・漢文の単語)は知らないし読めない…

などの不安箇所がどこにあるのかを調べておくことが大事です。

教科書に付箋を貼ったり、ノートにまとめておいて授業中に見返しやすいような工夫をしておくと便利です。

不安箇所を事前に調べておけば、あとは授業でその問題についてよく話を聞いたり、わからなかったら授業の後に先生に質問しにいく、復習で重点的に勉強して克服していけばいいのです。

 

予習の段階で完全に理解できなくても落ち込む必要はない

予習の段階でわからないことが出てくると

  • ほんま自分ってアホやなぁ…
  • こんなにわからんことが多いとネガティブになるわ…

と自分で自分が嫌になって落ち込むこともあろうかと思います…が、予習の段階で自己嫌悪に陥る必要性はありません。

大事なのは、「予習でわからないところをチェックする→授業や復習で理解してできるようになる」という習慣を身に付けること。

予習で出来ない点が多くて嫌になった場合は、多ければその分自分には伸び代がある、できないからこそ出来るようにちゃんと授業を聞こうと前向きに考える気持ちを持つようにしましょう。

もしも、できない所ばかりでうんざりしてしまう場合は、逆に「この問題ならできる(or分かる)」という問題を調べてチェックしておくのも効果的です。

「できない、できない…できない……」と続くとどうしても気分が沈みがちになりますので、「できるもの」と「できないもの」を予習の段階でしらえておいて、自分の得意と不得意を知っておくことも、その後の勉強やメンタルコントロールに役立ちます。

 

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ずっと先のページを予習しておいてもOK

予習をするときは翌日授業でやるページや内容のみに限定せず、ずっと先のページまで予習をしておいてもOKです。

例えば日本史の授業が週に3回、1日で2ページ進む場合、前日に2ページずつやる方法だけでなく、週末に一気に6ページ分進めてしまうのでもOKです。

実際に予習を細切れに行うと、歴史系の科目の場合なんだかストーリーが短すぎて理解できない、ということもあろうかと思います。

ただ、何年に○○という出来事がありました、という事実報告みたいな文章を細切れで読んでも、その出来事が起きた話の流れや背景をしっかり知らないと記憶に残りにくいもの。

そういったトラブルを防ぐためにも、まずはずっと先のページまでざっと目を通して予習しておき、歴史のストーリーをざっくり把握しておくという予習の仕方は効果的です。

 

教科書や資料集を見ておくだけでもOK

予習だからと言って実際に、練習問題や応用問題まできっちり解かなければいけない…というわけではありません。

上にも書いたように予習は授業の準備、わからないところを調べておくのが肝なので、教科書の内容や資料集をざっと読んで頭の中に入れておき、どれがわからないのかチェックしておくことが大事です。

予習というとなんでも自分一人の力で問題を解かなければいけない、と考えている人もたまにいますが、解いた結果わからなくて落ち込むぐらいなら、「わかんないから授業を聞いて説明してもらって分かるようになろう」と気持ちを切り替えることも大事です。

 

 

先生にどんなことを授業でするのか先に聞いておく

さて、これまでについて書いてきましたが、散々予習をやっても先生の気まぐれで予習したところが飛ばされたり、代わりに先生自作のプリントをやった…なんて悲しいオチを経験した人は多いことでしょう。

そういった悲劇を避けるためにも、予習をする前に先生に直接次の授業の内容を聞きに行くことも大切です。

もちろん、予習をしたことが完全に無駄になるわけではありませんが、結局分からずじまいのままモヤモヤした気持ちを抱えるのは困りもの。

恥ずかしがらずにちゃんと先生に授業でやる範囲を聞きに行き、あわよくば先にプリントをゲットできたのならそれはそれでOKとしましょう。

 

 

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予習は人それぞれ。だからこそ、自分なりの効果のある予習法を考えよう!

今回予習のポイントについてまとめましたが、もちろんこれをそのまま取り入れるもよし。自分なりにアレンジして取り入れるもよしです。

予習と言っても、学校やその人の学力によって勉強方法は変わって来るのが自然なので、取り入れることが出来そうなら取り入れる、取り入れなくても問題なければ取り入れない、と適宜取捨選択していき、自分にとって効果がある予習の方法を確立していくことを心がけるようにしましょう。

 

なお、人によっては

  • そもそも予習なんてやるだけ無駄!
  • 予習しなくてもいいから復習しろ

という予習不要の勉強方法を推奨している先生もおられます。もちろん、最初から基礎学力が高く予習なんていらないという人も中にはいるのも事実です。

しかし、そんな話を唆されて「あの先生は予習はしなくてもいいと言ってたからやらなくてもいいよね」と自分を甘やかした結果、授業や試験でコテンパンにやられてしまうのは考えものです。

「自分は予習をしなくても大丈夫な人間」と勘違いを起こさないように、冷静に自分を見つめることを忘れないようにしたいものですね。

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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