勉強は基本的に椅子に座って行うものなので、座っているうちに腰が痛くなったり、お尻が痛くなって椅子に座るのが辛くなることがあるものです。
かくいう筆者も、受験生時代は腰痛に悩まされており、社会人である今もデスクワークが多いことから(軽度ですが)腰痛に悩まされています。
もちろん、腰痛を改善するために何度か休憩を挟んで腰周りの筋肉のストレッチをしたり、腹筋や背筋などで筋肉を鍛えて腰痛は少しはマシになりましたが、やはりデスクワークでの腰痛を完全に解消した…とは言いきれないのも現状です。
今回はそんな腰痛続きの生活を少しでも楽にしようとするために、近所のイ●ンでだいたい6000円で売っていたバックジョイ(backjoy)という、椅子に置くだけで姿勢が矯正され、腰痛が緩和される勉強やデスクワークに役立つグッズについて、感想も交えてまとめました。
バックジョイとは
バックジョイは、座布団替わりに椅子の上に置いて座ることで骨盤をサポートし、腰痛になりにくい正しい姿勢にすることができるサポートグッズです。
デスクワーク時の腰痛を防ぐことから、仕事の効率アップや勉強で長時間座っていても疲れにくくなるというメリットがあります。
バックジョイは理科や物理でお馴染みの「テコの原理」を利用しており、座ることでおしり側(骨盤)が持ち上げられて正しい姿勢にすることができます。
とくに、長時間座っているとだんだん姿勢が崩れてしまったり、足を組むなどの左右どちらかに体重が偏ったバランスの悪い座り方になりますが、バックジョイを使うと
- 体重で骨盤が持ち上がるので姿勢の維持が容易
- そもそも足を組もうとしたらバランスが崩れて座れなくなるので、足組みを防止できる。
となり、姿勢矯正につながります。
バックジョイの使い方
バックジョイ公式の動画でもわかるように、使い方は椅子の上に置き、お尻がしっかりはまるように座るだけ、というシンプルさが特徴的です。
筆者は革製のクッションがついている木製の椅子に使っていますが、
- 社長椅子のようなふかふかな素材の椅子
- 事務用の椅子
- 学校の木製の椅子
と、どんな形の椅子であっても基本的に座布団の要領で置くだけでどれでも使えるというのが魅力的です。
また、椅子だけでなくフローリングや畳の上であぐらをかく時でも座布団替わりに使用できるのも魅力的です。
なお、畳で使う場合は、バックジョイが左右に動くことで畳を傷つけてしまうおそれがありますので、カーペットやシートを引いた上で使うのが望ましいです。
ちなみに、バックジョイの裏側には図と英語で使い方がまとめられて載っています。
もしも使い方があやふやだったり、初めて使う人に渡したとしても簡単に理解できる設計になっています。
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バックジョイを勉強時に使った感想・レビュー
腰痛持ちでも長時間座って勉強できる
筆者の場合、バックジョイも何もない椅子に座ると早ければ30分ぐらいでおしりや腰に地味な痛みや疲労、軽く痺れるような感覚を感じて休憩しなければいけないことがあります。
しかし、バックジョイを使い始めてからは1時間ぐらいは椅子に座り続けても腰に疲労は感じず、快適にパソコン仕事やデスクワークができるまで改善しています。
また、姿勢がよくなっていることからパソコンを見る視線も固定されて目が疲れにくくなった、普段の立ち仕事でも背骨のS字ラインを意識した正しい姿勢を意識するようになったという変化を感じています。
お尻が痛くなりにくい
椅子のクッションが硬めだったり、学校の木製の椅子や事務椅子のように硬い素材でできているものだと、座っているうちにお尻が痛くなって足組をしてお尻の痛みを和らげることがありました。
ですが、バックジョイは例え硬い素材の椅子であってもきっちり姿勢が矯正されていることからお尻が痛くなりにくく、快適に作業ができるというメリットもあります。
バックジョイ自体は硬いプラスチックと薄めの布製クッションからできているのでは、どちらかといえば硬めの椅子と触り心地は似ていますが、座り心地はバックジョイの方が快適に感じます。
もちろん、車の椅子や社長椅子のようなクッションのある素材でお尻が痛くなる人でも、バックジョイを使えばその痛みの緩和が期待できます。
歪んだ姿勢になりづらいので姿勢が整えられる
バックジョイは座っているだけで、おしりから腰にかけての骨盤部分が下からググッと持ち上げられているので、猫背や腰が引けた姿勢に嫌でもなりづらくなります。
コルセットのようにキツく体を縛り付けるのではなく、自然と体の姿勢が歪まないようにピンっと上から伸ばされるような感覚が始めて使った時の印象として今も残っています。
また、座布団と違って体の動きによってバックジョイも連動して動くので、背骨のS字曲線が維持されたまま、いい姿勢をキープすることも可能です。
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ただしバックジョイでも座り過ぎたら腰痛は防げません
ちなみにですが、筆者の場合仕事や勉強の都合上2時間ぶっ続けで座りっぱなしの生活を送ることもあり、さすがにその場合は座り過ぎのせいで腰痛やお尻の痛みが出てきてしまうことはあります。
もちろん、バックジョイを使ったおかげで以前と比較して長時間座り続けること事態は苦になりにくくなりましたが、やはり座り過ぎたら痛みが出るのは致し方のないこととも言えます。
適度に休憩をとって腰周りの筋肉を伸ばしたり、背伸びをしてリフレッシュすることは大事です。
バックジョイはあくまでも姿勢矯正グッズであり、腰痛を完全に打ち消したり、どんな状況でも腰痛を防げる万能差はない事を熟知した上で、自分の腰の具合に合わせて柔軟に使うようにしましょう。
バックジョイを買うときの注意点
筆者は●オンで購入しましたが、アマゾンや楽天、バックジョイ公式のオンラインストアなどのネット通販でも購入することができます。
ネット上で購入するにしても、事前にショッピングモールに行って実物を確認したり、試しに使ってみて自分の体にフィットするサイズや種類を確かめて見るのがオススメです。
なお、バックジョイと併用しているのが、腰痛防止・姿勢矯正のためのコルセットです。
安価なものでいいので揃えてバックジョイと一緒に使えばより姿勢が整えられます。
ただし、締め付けきつすぎると、腰を痛めてしまったり、逆に変な姿勢が身についてしまうことがあるので、適宜調整して苦しくならないようにしましょう。