宿題不要論、悪影響論について思うこと

宿題

以前ネット上で見かけたニュースで、「小中学生の宿題は学力や成績に効果がない」…というニュースが実はデマであると言う記事がありました。(参考:「小中学生の宿題は効果なし」というのはデマ。クーパー教授の主張は正反対」)

これに関して、ネット上では宿題が効果がないと言う研究結果がせっかく出ていたのに、それが嘘だと分かって落胆するコメントが数多く見られました。

大抵の人は、宿題と言えばめんどくさいもの、できればやりたくないもの、受験勉強の妨げになるもの、と言う否定的な目で見ているために、「宿題が効果が無しと言う自分にとって都合の良いニュースに飛ぶついたのだと分析しています。

特に、夏休みや冬休みなどの長期休暇の間に出る宿題は、多くの学生にとっても悩みの種であり、宿題に対する否定的な見方を強める要因になっている最も簡単に想像できるかと思います。

しかし、宿題そのものは決して否定的な側面だけでなく、自分で勉強する習慣を身につけたり、勉強しっかり頑張れば褒められたりテストで良い点数を取って自慢できるといった良い側面も当然ながらあるものです

 

宿題はめんどくさいがメリットもある

自学自習する習慣が身につく

宿題はその性質上、自分で机に向かって手を動かしたり、本を読んだりしなければけません。

また、わからなくて困ったところがあっても、ある程度は自分の力だけで努力する必要があるので、自然と自学自習する習慣が身に付きます。

学校の授業は、ただなんとなく聞いているだけでも時間さえ過ぎていけば授業が終わり解放されますが、宿題はほったらかしでは当然終わらずいつまでたっても解放されなくなります。

特に、自学自習は中学高校、そして大学や社会人になっても必要になる勉強のスキルの1つでなので、小学生のうちから身につけておけば中学受験をして自分の進路を幅広くもてる事にもつながります。

 

自分の興味や関心を広げる

宿題を出すのが上手な先生なら、ただ答えを書き写しさえすればいいような単純でつまらない宿題ではなく、学校で学んだ知識に関する小ネタを挟んだ宿題を出すことで、興味や関心を広げることができます。

特に社会や理科などの科目は、実際に自分が住んでいる街に関する宿題が出たり、自然や生き物相手の宿題が出ることで、机の上でやる単調な勉強よりもより多くの刺激を得ることができます。

 

宿題をちゃんとできるという事が自信につながる

宿題はやって当然と言う意識を持っている人が多いためか、宿題をちゃんとできる人の中には「宿題ができることでいちいち自慢するのはおかしい」と言うような考え方を持っている人がいます。

しかし、宿題を途中でやめてしまう人と比較すると宿題がちゃんとできる人は、「面倒な事でも最後までやり遂げることができる人」と言う評価を得られるので、決して自己卑下する事はないと思います。

また、よく見かけるのがいつも宿題している人が自動宿題を忘れただけでひどく怒られるのに、いつも宿題を忘れてくる人が1回だけ宿題をしてきたらやたらと褒められると言う光景です。

もちろん、いつも宿題をしている人の方がそうでない人よりも立派な事は言うまでもありませんが現実は、いつもサボっている人がたまたま宿題をしてきた場合の方が過剰に褒められる傾向があります。

そういうこともあってか、ちゃんと宿題ができると言う人は自信を持ちにくい環境にあると思いますが、筆者としては宿題ができることは十分に誇りを持てることなので、謙遜しすぎ自信を持つようするのが大事だと思います。

 

親子で一緒に学力や勉強の進み具合を確認できる

特に小学校低学年のうちは、子供だけでなく親も一緒になって宿題の進み具合を確認することがあろうかと思います

国語の教科書の音読をやったり、漢字ドリルや算数ドリルなどを一緒に進めていくうちに、自分の子供がどのような勉強が向いているのか、どのようなことに興味や関心を持っているのかということを宿題を通す中で確認することができます。

もちろん、問題なく宿題をこなせる子供であれば、それだけで「自分の子供はちゃんと自分で自分をコントロールして勉強できる習慣が身についている」と確認することもできます。

また、親子共々で宿題を無駄と決めつけてしまうのは、知らないうちに子供にある勉強の素質やもっと上の進路へと進むという未来を奪っていることと同じだと思います。

勉強は決して学校の机の上だけでやるものばかりではありません。宿題も1つの家族のコミニケーションだと思ってやれば「宿題は無意味!」という甘い考えに陥らないと思います。

 

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宿題がきっちりできることは社会人になってから重宝する

宿題はただ学校で習った勉強を復習したり、テストに出る所を勉強して良い点を取るためのものではありません。

宿題ができる事はすなわち、自分が与えられた課題をしっかり最後までこなすことと同じであり、その事は社会人になってから重宝するものです。

社会人になれば上司の指示に従って、規律までに自分がやるべき仕事をしっかり行うと言う、ごくごく当然で当たり前の習慣が必要になりますが、現実は嘘をついて誤魔化したり、途中で仕事を投げ出してしまうことで、自分の評価を下げている人が多いものです。

そんな状況だからこそ、ごくごく当たり前である約束を守り期日内に仕事をこなすことができるという人はただそれだけ評価され、一緒に働く側としても頼もしく大変ありがたい存在なのです。

 

もちろん、社会人よりも前に大学生になって期日までにレポートや卒論を提出する場面でも、「宿題をきっちりこなす」で培った習慣が行てきます。

逆に宿題をきっちりこなす習慣が身についていないとは、大学で単位を落として留年したり、社会人になって上司からの約束を守れず迷惑をかけ社会からドロップアウトしてしまう原因となります。

「宿題なんて面倒なんだから必要ない!」と言う甘い誘惑や足を引っ張る声に惑わされず、しっかり宿題をこなす習慣を身につけることは必ず自分のためになるのだと考えることが大事なのです。

 

 

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written by
勉強の知恵袋 編集部

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